DesignSeries02402.png壁属性を編集する

スタイルなしの壁の属性は、属性パレットに表示されるパラメータに初期設定されます(属性パレットを参照)。不透明度属性とドロップシャドウ属性は、常に属性パレットから設定します。壁の属性ダイアログボックスで面と線を変更すると、選択した壁の変更後の属性が(壁の設定ダイアログボックスを閉じた後)属性パレットに反映されます。

面と線の属性は、壁の属性ダイアログボックスの属性ではなくクラスでも設定できます。後で壁のクラスを変更すると、壁は新しいクラスの属性を使用するよう変更されます。壁の面と線の属性を該当するリソースごとに上書きすることはできません。壁のスタイルでクラス属性を使用する場合は、そのスタイルのすべての壁でクラス属性を使用する必要があります。ただし、同じ壁のスタイルをさまざまなクラスに配置することはできます。

壁属性を編集するには:

壁の設定ダイアログボックスの情報タブで壁属性の編集をクリックして、壁の属性ダイアログボックスを開きます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

面(標準の壁のみ)

壁の面属性を指定します。面のスタイルを選択するか、またはクラススタイルを選択して面の属性をクラスで設定します。選択したスタイルに応じて、壁の色、模様、またはリソース(ハッチング、イメージ、グラデーション、タイル)を選択します。

壁の線属性を指定します。線のスタイルを選択するか、またはクラススタイルを選択して線の属性をクラスで設定します。選択したスタイルに応じて、壁の色、模様、またはラインタイプリソースを選択します。

太さ

線の太さを選択します。カスタムの太さを使用するには、線の太さのリストから線の太さを選択します(線の太さ属性を参照)。

すべての属性をクラススタイルにする

すべての面と線の属性をクラススタイルに設定します。

壁の端部の属性には影響しません。

クラススタイルの扱いを解除

面と線の属性のすべてのクラススタイル設定を解除します。

壁の端部の属性には影響しません。

切断面より下の属性

(Architectが必要)

デザインレイヤの切断面を有効にしている場合に、壁属性の外観や表示を制御するには、図面にあるクラスのリストからクラスを選択するか、または新しいクラスを作成します。壁のクラスを使用するには、<図形のクラス>を選択します。デザインレイヤを設定するおよび デザインレイヤの切断面を有効にした壁の表示を参照してください。

線の設定で、切断面の輪郭の外観が決まります。

壁の端部(標準の壁のみ)

 

壁の線の属性を使用

壁の端部に壁線の属性を使用します。

構成要素の線の属性を使用

壁の端部に構成要素(左側の線)の属性を使用します。

Arch.pngデザインレイヤの切断面を有効にした壁の表示

Vectorworks Architect製品では、切断面の高さを設定して、デザインレイヤで有効にできます。デザインレイヤを設定するおよび壁属性を編集するを参照してください。レイヤの切断面は、標準の壁、カーテンウォール、壁のフィーチャ図形、壁に挿入されたオブジェクトなど、複数の描画図形に適用されます。

デザインレイヤの切断面を有効にすると、以下のルールが適用されます。

壁は、レイヤの切断面と交差する範囲内でのみ描画されます。切断面の輪郭は、線の属性を使用してアウトラインでのみ描画され、切断面を強調しながら構成要素も確認できるようにします。

(上端が切断面より下の)低い壁や、切断面より下の壁のフィーチャ図形は、壁の属性ダイアログボックスの切断面より下の属性リストで切断面より下の属性のクラスを選択している場合に描画されるか、壁のフィーチャ図形の属性で切断面より下を表示するように設定した場合に描画されます。

壁を上から見ると常に端部が描画されており、構成要素の間に区切りは表示されません。

壁の処理(結合)は、結合部の両方の壁が切断面と交差する場合にのみ描画されます。

壁に挿入された窓やドアは通常、切断面の高さにある場合に描画され、切断面の高さと交差しない場合は簡略化された実線で描画されます。高窓を破線で表示オプションを有効にしている場合は、窓に異なる「高窓」の外観を設定できます(窓設定:3D表示ペインを参照)。

切断面の高さで壁に挿入されたオブジェクトは、壁に描画されて表示されます。切断面より下に挿入され、切断面と交差していないオブジェクトは、破線で描画されます。

標準の壁の設定

カーテンウォールの設定

クラス属性を設定する